

全てのジュニアアスリートの能力を限界まで引き出してあげたい
日本では少子化が進んでいる中、スポーツに一生懸命に取り組んでいる子供たちの割合は明らかに増えています。サッカー、野球、バスケット、ラグビー、テニス、ゴルフ、水泳など団体競技から個人競技に至るまで全てのスポーツに小学生〜中高生にかけて全力で取り組んでいる子供たちが、ご両親の世代よりも多いことは皆様も肌で感じられているのではないでしょうか?
ジュニアアスリートトレーニング

スプリント能力が武器であり、50mは6.4(光電管計測)。ここから6.2を目指してフォームとヒルトレーニングを実施中。

スペイン1部ラリーガの下部組織で頑張っている14歳。 7月、8月の一時帰国時のトレーニングとして、富士山8合目の環境で高負荷トレッドミル。 当施設でシーズン中の試合映像で確認できていたランニングフォームの改善も同時に施行中

低酸素環境でフルスプリント後の心拍が140台で、心拍の回復が2分以内。低酸素からの回復も早いことが運動継続能力の高さを証明している。

スピードを規定するストライドとピッチの中で、ピッチの部分を極限まで向上させながら、運動継続能力の向上させることができるトレーニング。プロトコールは当施設独自のbullet trainingを採用しており、医療施設である強みを活かして最大限まで能力を引き出しています。ちなみにペダルの重さはmaxです。
走り方を短期間で修正でき、かつ坂道ダッシュと同等以上の効果を空調下で提供できるヒルプログラム。一度体験してみるとその効果がわかります。
運動 能力測定(VO2max測定)
ジュニアアスリートにとって、運動継続能力を高める最良の時期であり、この時期に当施設で事前評価とトレーニングを実施。この選手はトレーニング前のVO2maxがすでに60ml/kg/minであるため、これを向上させるためには低酸素下でのトレーニングが必要になる。

お子さんは全てのパフォーマンスが出せているでしょうか?こんな悩みをお持ちではないでしょうか?
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昔のように厳しい練習も必要かも?でも、時代が違うし、何が正しいかわからない
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両親も背が低いから、スピードや高さ、体の強さでどうしても勝てない
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一生懸命トレーニングしているのに、結果が出ない(レギュラーになれない)
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練習ではうまくできているのに、試合になると力が出せない
そう思って諦めてしまってませんか?
1.昔のように厳しい練習はもうできない?そもそも必要?
子供は限界まで自分自身を追い込むようなトレーニングはできません。厳しいコーチによる声かけで限界近くまで引き出していた事実はありますが、メンタル崩壊や夏場に起きるオーバートレーニングによる悲しい事故も起こりうるため、許容されるものではありません。しかし、メディカルデバイスを活かして、乳酸の測定やGPSデバイスでの運動量測定などを用いて、正確かつ安全に限界近くまでトレーニングで引き出すことが現在は可能になっています。
2.身長はどうしようもない?ただ食べて、伸びるのを待つ?
「日本人の平均身長から考えて、身長が低いのは仕方がない。それ以外の部分で頑張るしかない」と考えている方がとても多いことを知りました。2017年より小学生のアスリートサポートをはじめ、血液データやレントゲン撮影などにより本来到達すべき身長にとどいていない子供たちが多いことがわかり、成長期を迎える前の医学的なアプローチがとても大切であるこという結論に行き着いています。また、スポーツにおいては身長が高くなることでスピードや競技毎にある優位性が高まるため、自己肯定感も高まることを確認しています。我々医療者は科学の発達した現代では病気を診ることだけではなく、子供たちの持った可能性を広げるために医療資源(知識や技術)を活用する必要があるのです。
3/4.一生懸命練習して試合で結果が出ないのは、才能がない?
才能のある無しは小学生・中学生の時にはわかりません。しかし、個人競技はもちろんのこと、団体競技でも小学生からかなり高レベルの内容を求められるようになり、そのために沢山のスクールにも通い「実力を出さないといけない」「ご両親に喜んでもらえるように結果を出したい」と子供たちは思っています。プレッシャーをかけないことも大切ですが、我々は、メンタルサポートの一環として「自分の体を自在にコントロールできる自信」をつけてもらうことで、本来の実力を試合で出せるようにサポートしております。
小中学生の時期に伸ばしてあげるべき運動能力はどのようなものがあるの?
ゴールデンエイジと呼ばれる時期で、球技などでは神経系の発達が伸びる時期であり、ボールタッチなど技術の習得が今まで言われていますが、運動生理学の観点から考えると、運動継続能力も向上させておく必要があると考えられます。下記論文でも考察されているように、 The development of aerobic power in young athletes A. Baxter-Jones,H. Goldstein, andP. Helms 1 Sep 1993 https://doi.org/10.1152/jappl.1993.75.3.1160 最大酸素摂取量は思春期に急速に向上し、その後はトレーニングによって緩やかに向上し、20代を最後に低下していきます。つまり、高いパフォーマンスを試合を通して継続していくために必要な能力を伸ばす時期であり、身長の伸びとも相関していると言われているので、夏場などは消耗しすぎないようなトレーニングで最大酸素摂取量を向上させていく必要があると我々は考えています。

ジュニアアスリートサポート例
一部の同意を頂けた方のサポート内容について個人情報を秘匿してご紹介します。随時、サポートプログラムでサポート内容の公開についてご同意頂ける方を募集しております。公開にご同意頂ける方は、特別優待として費用を割引もございますので、お気軽に相談ください。
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ジュニアアスリートメディカルサポート通信
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このnoteでは、そのような夏に安全にスポーツを行うために、熱中症の予防・対策に対してジュニアアスリートを医学的にどのようにバックアップしていくか?ということをメインにしておりますので、ここからは主題について話していきたいと思います。
熱中症といっても程度があり、段階としては1度~3度と重症度に違いがあります。
熱中症の症状
Ⅰ度:熱けいれんと熱失神
体温は平熱~38度未満であり、
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